第6回公演:
南イタリアのマドリガーレ
ジェズアルドとその周辺の作曲家たち
i Madrigali del SUD
Gesualdo e i compositori circostanti
ジェズアルドの、南イタリアの音楽世界。
ジェズアルドという作曲家は、この時代の音楽が、またはマドリガーレが好きな方なら知らないはずはない、というほど有名な作曲家で、結成当初から、”いつかやることになる作曲家”の1人として捉えてはいました。
ただ、やはり難しいという事もあり、また私が半ば敬遠していた事もあり、、初期の作品を少しずつ、私たちのレパートリーに加えていました。
前回のディンディア公演のリハーサルを重ねているうちに、アンサンブルとしての手応えを感じ、これならできるだろう、とジェズアルド特集にしたようなところはあります。
ところが蓋を開けてみれば、触れたい曲、入れたい作曲家が多すぎる。。南イタリア、と風呂敷を大きく広げた割には、結局は主にナポリとバーリの作曲家とでもしないと収拾もつかず、このようなプログラムとなりました。
とはいえ、やはり面白いプログラムになったな、と思っています。Effremの曲は以前もやっていたにしろ、Nenna, Denticeの新たに触れた曲、そしてLacorciaや、そこまで奇抜ではないにしろEttore della Marraの旋律の流麗さに触れられたのは心から嬉しく、どこかにこの人の作品がもっと残っていないものだろうか、と思ってしまったりします。
そして、知ってはいたけれどLuzzaschiの作品の、なんというか、燻し銀のような美しさは、改めてこれも特集せねばなぁと思いを新たにさせられました。
演奏曲
Stefano Felis
Luzzasco Luzzaschi
Calro Gesualdo
Luzzasco Luzzaschi
Alfonso Fontanelli
Calro Gesualdo
Pomponio Nenna
Carlo Gesualdo
Ascanio Mayone
Scipione Dentice
Ettore della Marra
Giovanni de Macque
Muzio Effrem
Carlo Gesualdo
Scipione Lacorcia
Calro Gesualdo
Voi sete bella, ma fugace e presta
Dolce mia fiamma
Se taccio, il duol s'avanza
O miracol d'amore
Morir non può 'l mio core
Dolcissimo sospiro
Taci bocca, deh taci
Mercè grido piangendo
Mercè grido piangendo
Morir può 'l vostro core
Io mi sento morir, quando non miro
Parlo misero o taccio
Quella vermiglia rosa
Tu miri, o vago ed amoroso fiore
Già piansi nel dolore
Pietoso duol m'ancide
Mille volte il dì moro