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第4回公演:
トルクァート・タッソの詩によるマドリガーレ
あるいは
​ラウラ・ペペラーラ

dei Madrigali sulle poesie di Sig.
TORQUATO TASSO

ovvero

LAURA PEPERARA

DAラウラ表.jpg
DAラウラ裏.jpg

タッソの様々な作品を彩るマドリガーレ、ラウラ・ペペラーラとの関係。

当初12月に開催予定だった第4回公演は、メンバー多数の体調不良のため両日とも中止となり、埼玉の松明堂のみ別日に振替が可能だった為に、3月に改めて開催しました。12月の最後のリハーサルから、振替公演が決まってからのリハーサルまでは1ヶ月以上開いた事もあり、一旦積み上げたものを改めて作り直す事はまた別の労力が必要になるのだと痛感した機会でもありました。1月からは第5回公演に向けてのリハーサルも同時に進めようとしましたが、それどころではないと、あわてて3月の公演のみに的を絞りました。

とはいえ、時期が遅れた事で調べ物が間に合った事などもあり、12月よりもよりそれぞれの曲目の持つ音楽に納得した形で演奏できた事はよかったと思います。

 

ラウラ・ペペラーラという人についても、ある程度本を読めたのは良い体験でした。朧げな輪郭が少しはっきりしたといいますか、とにかくとんでもない英才教育を受けた(マントヴァ公の子ども達と共に教育を受けた)というラウラ、そのうちどこからか肖像画の一つでも出て来てもおかしくないのではないかと思います。また同時に、タッソの思い人?問題にもとりあえずの答えが見られたのもよかったです。

ところで、DolceAmaroの演奏会でのパンフレットは作曲家紹介(解説ではない)に多くのページ数を割いているのですが、これは元々メンバーへの紹介用に各作曲家の紹介を書いていたのを、せっかくだからパンフレットに載せよう、というのがきっかけでした。

なので、私なり他メンバーなりが一次資料にあたって研究した内容、という訳では全くなく、基本的には日本語で書かれた書物はもちろん、イタリア語の本やイタリアの百科事典、場合によってはネット上に書かれた(ある程度信頼のおける)文章などを読み、引用しています。

そんな事もあり、頁数ばかり多いだけで、当初は読まれるのが恥ずかしい、と思ったりしていたのですが、ある時に「これを日本語で読めるという事だけで意味はある」というような言葉をくださった方がおり、その言葉に救われ、最近は迷わず書くようにしています。

演奏曲 (順不同)

・​叙事詩、英雄詩、牧歌劇などからの抜粋

Luca Marenzio

Sigismondo d'India

Giaches de Wert

Diego Personè

Antonio Dueto

Sigismondo d'India

Pomponio Nenna

Orazio Vecchi

Paolo Virchi

Claudio Monteverdi

 

Cornelio Schuyt

Luzzasco Luzzaschi

Giovanni Boschetto Boschetti

Claudio Monteverdi

Lasso, dicea, "Perché venisti Amore

Dispietata pietate

Qual musico gentil prima che chiara

 Poi cominciò: "Non aspettar ch'io preghi

Ahi lacrime! ahi dolore!

 

Ecco mormorar l'onde

Felice primavera (madrigale)

Se taccio, il duol s'avanza

Fummo felici un tempo

Arsi mentre a voi piacque

Donna nel mio ritorno

 

Già tu volasti quattro volte e sei

Dolce mia fiamma

Ciò che morte rallenta, Amor restringi

 Non sono ire la sù: gli umani ingegni

Non si levava ancor l'alba novella

 E dicea l'una sospirand'allora

・​ラウラ(・ペペラーラ、または別の女性)宛に書かれた詩

・その他の詩

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